2017年01月10日

1月10日の記事


 「チャンミナ さっきは怒鳴って悪かった」ユノはチャンミンの作ったカルボナーラを美

味しそうに頬張りながら、チャンミンに謝った。

「ヒョン、僕の方こそ…つきあう前はあんなに相談したのに…色々マスコミ対策とかで動い

てもらったのに…別れた事も報告すべきだったよ。すみませんでした」

じっと大きな瞳でまっすぐにユノを見て、チャンミンが謝った。何か言いたげなチャンミン

の瞳。このまま見つめあえば知らない感情が沸き起こりそうで…いや、もう沸き起こってい

る感情を抑えきれなくなりそうで、ユノは怖くなって、チャンミンから目を逸らした。

「…  ああ、じゃあ明日からミュージカルの練習が始まるし、もう寝るよ…おやすみ、

チャンミナ」ユノは逃げるように寝室に消えた。

 チャンミンは食後の片付けをしながら、考えた。ヒョンはまだ怒ってるのかな…

僕がちゃんと謝ったのに、目も逸らすし、前みたいにベタベタしなくなったし…

そういえば、後輩から言いよられてるって言ってたから、その娘とうまくいって、僕の事な

んかどうでもよくなったのかな……そうだよな、最初から僕の事なんかどうでもいいんだか

ら。しょせん、仕事のパートナーってだけで…第一、僕は男なんだし。こんな風に思う事自

体がおかしいんだから。…ハハ… 笑っちゃうよ。何考えてるんだろ。いったいどうなって

欲しいと思ったんだ?僕は…そんな事あり得ない。絶対に。ヒョンは女の子が好きなんだか

ら。僕だって、そうだったのに…なんでこんな事になったんだろ…


だから、気づかれちゃダメなんだ。


ヒョンに僕の気持ち気づかれちゃ…


見つめて欲しい   なんて


触れて欲しい    なんて


そばにいて欲しい  なんて


好きだって言って欲しい  なんて


そんな事


そんな事


絶対に思っちゃダメなんだ…

 片付けを終えたチャンミンは気持ちが落ち着かなくなってからユノと同じにした、寝室に

入った。不安だった時はヒョンと同じ部屋でないと寝れなかったけど、今は逆に同じ部屋だ

と、辛いな… ヒョン…  寝たのかな…チャンミンは背を向けて、横になっているユノを

じっと見つめた。

前はギューギュー抱きしめてくれたのに…

僕が見えないとすぐにチャンミナ、チャンミナって言ってくれたのに…

いつもベタベタ触ってきてたのに…僕… 素直じゃないから… 恥ずかしくて

嫌だ、やめろよ。なんて言ったから、だから ヒョン怒ったのかな…

溢れそうになる涙を堪えて、フーっと深いため息をつき、チャンミンはベッドに入った。

ユノの背中を見ながら。

 ユノは逃げるようにして、寝室に入った。



Posted by 麥子 at 17:52│Comments(0)
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